お知らせ
「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 居場所を失った方への緊急活動応援助成 第7回 活動報告」
【活動名】DV被害者・虐待被害者・一時的生活困窮者等のための緊急シェルター設置事業
【本助成で行った事業(活動)の概要】
私たちは、DVストーカー被害、生活困窮などにより、その日過ごすことのできる住宅の確保が難しい方々の支援として緊急受入シェルター事業をおこなった。
現在、シェルターはアパートの一室と一軒家の2か所。
当初は高齢者地域密着型の小規模多機能サービス事業所において高齢者を対象にした緊急受け入れを行っていたが、活動をする中で未就学児を抱えるDV被害のお母様の緊急受入や生活困窮で路上生活を送っている方が生活保護申請をされ住宅が決まるまでの受入の依頼が多くなった。介護事業所での受入だけでは対応ができなくなった為、法人の独自事業としてアパートの一室を借り、シェルター事業を開始した。 アパートを借りシェルターを開始したのが令和3年の4月である。シェルターの受け入れ実績をみると【令和3年度14名101泊】【令和4年度26名114泊】【令和5年度34名258泊】と年々増加傾向にある。
また、緊急避難されてくる方もDV被害の母子に限らず、親からの子へのDVにより避難してくる10代、20代の若者、孫の暴力より避難する高齢者と年齢も事情も多様である。
生活困窮で住む場所がなく、生保受給申請をして住宅確保まで利用される方も、子供をつれた親子であったり、精神疾患や障害があったりと、いくつもの困難な状況を抱えている。
令和4年に霧島市内の住宅を市から無償で借り、リフォームなどを行い令和5年度よりシェルター2カ所になった。
一軒家のシェルターについては部屋数もあり、子どもさんが多かったり、多動なお子さんが一緒の母子家庭の方も周囲に気兼ねなく利用して頂けるようになった。また、受入要請が重なっても対応できた。
【活動日数】258日
【支援対象者実数】34名
【支援対象者延べ人数】455名
【本助成による事業(活動)の成果】
令和4年に2か所目のシェルター準備を行い、令和5年度より2か所で稼働できた。
1年間のうち51日間は、2カ所同時に受け入れた。
受入のケースによっては、なかなか次の住まいが見つからず、シェルターを退室できない避難者もおられた。しかし、シェルターが空いていなければ、他の避難者を受け入れる事もできない為、シェルターを2ケ所稼働できたことで受入がスムーズになった。
DV/ストーカー被害で避難して来られた方は、加害者からの追跡などの恐怖心でいっぱいだった。また、それと同時に今後の生活等に大変な不安を抱えておられた。
シェルター運営を通じて居場所を無くした方が、安心して過ごせる場所、その日の屋根の必要性を実感した。
避難してこられた方は、生活困窮者であったり、家族からのDV被害者(経済的にも)であるためシェルター利用について利用料を十分に支払えないケースが殆どである。このシェルター運営について、収入も財源もなく、本助成に採択頂き1年間シェルター運営することができた。
【事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み】
居場所を失った方の緊急受入の場所としてシェルターを設置した。当初は、配偶者からのDVを受けた母子の受入が多くを占めていた。しかし、最近は、10代、20代の若者で親からのDV(経済的DVも含む)、または高齢者が子供や孫からのDVを受けての避難、家族以外の他者からのDV・ストーカー被害も複数みられる。その為、幅広い年代のさまざまケースへの対応が必要だと感じている。
特に身寄りがなかったり、または身寄りに頼れない若者支援についてはシェルターの提供だけでなく、今後の生活について具体的伴走支援が必要と感じている。
また、住いのない生活困窮者の受け入れに関しては、精神的疾患や障がいのある方のケースも増えている。
その場合、緊急受入だけでなく、その後の生活についても関係各所の連携やサポートが必要になる。
今後もこの事業を継続するにあたり、さまざまなケースに対応できる相談支援の専門職が求められている。従って、相談支援専門職の雇用に伴う人件費やシェルター運営に関わる費用(家賃、水道光熱費、生活用品の購入)が必要不可欠である。
法人としては、シェルター事業を運営するための費用を賄うのため収益事業を行うことが必要になる。
実績からみても、年々避難者の数が増えている。つまり、今後益々、シェルターの必要性・重要性は増加する一方であり、当法人としては継続してニーズに応えていきたいと強く感じている。
【寄付してくれた人へのメッセージ】
皆様のお気持ちと行動力のおかげで私たちは1年間にわたるシェルターの維持管理を行うことができました。
DV/ストーカー被害や生活困窮により住宅での普通の生活ができない方々が増えています。
この活動の中で、虐待やDVで怖い、苦しい、悲しい思いをされた方々を一旦でも受け止めることができる場所を作ることが出来ました。支援頂いた皆様に対する感謝の気持ちを大切にし事業継続を頑張っていきたいと思います。本当に有難うございました。
第7回赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 『居場所を居場所を失った方への緊急活動応援助成』を受けてシェルター運営を継続してまいります。
令和5年8月
DV被害者・虐待被害者・一時的生活困窮者等のための緊急シェルター新規設置、運営費用を赤い羽根共同募金より助成頂きました。
寄付頂いた皆様、ありがとうございます。
シェルター事業も3年目になりましたが、DV・ストーカー被害、生活困窮による緊急シェルターの利用が増えております。シェルター運用の為、頂いた助成金を有効に活用させて頂きます。
※シェルターについては【活動のようす】のページでご覧になれます。
霧島市『身寄り』がなくても安心して暮らすためのガイドライン
★霧島市『身寄り』がなくても安心して暮らすためのガイドライン
【PDF】
★霧島市『身寄り』がなくても安心して暮らすために(リーフレット)
【PDF】
「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 居場所を失った方への緊急活動応援助成 第5回 活動報告」
【活動名】DV被害者・虐待被害者・一時的生活困窮者等のための緊急シェルター設置事業
【本助成で行った事業(活動)の概要】
私たちは、霧島市において行政と連携のもと高齢者地域密着型サービス事業者連合会の事務局を10年以上担っており、介護事業所の質の向上はもとより、地域の課題についてみんなで考え、高齢者に限らず誰もが住み慣れた地域で最後まで暮らし続けられるよう活動してきた。その活動の中でも、生活困窮や虐待、DVに関する課題は年々多くなってきた。つまり、認知症高齢者の支援だけに限らずその家庭・家族が複合的課題を抱えるケースが多くなってきたのである。そして、小規模多機能サービス事業所において緊急避難所として受入れを積極的に行ってきた。虐待を受けた高齢者の方や県外から飛行機や新幹線を使って鹿児島に来られた一時行方不明者、鹿児島に辿り着いたが全くお金がないという若者等。記録に残っているものから遡ると令和元年度8名44泊、令和2年度10名131泊、令和3年度14名101泊の受入を行ってきた。当初は介護事業所の空き部屋を提供してたが、年々、年齢層が若年層に変化し、また親子での複数人で避難して来られるケースが増え、当法人でアパートを一室借上げシェルターとして提供している。しかし、ニーズが増え一室では対応できなくなった為、新たに市が所有する住宅を借りることが可能になった。しかし、その住宅は10年近く未使用であり、給排水や畳等、修繕が必要であったため、本助成を利用してシェルターのアパートの家賃、光熱水費等の維持、新たな借家の修繕を行なった。
【活動日数】108日
【支援対象者実数】26名
【支援対象者延べ人数】153名
【本助成による事業(活動)の成果】
今回の事業での最大の成果は新たなシェルターができたことである。これまでは1DKのアパートであり、親子2人または夫婦等、少人数の方しか受け入れることができなかった。しかし、今回は霧島市役所の協力もあり3LDKの一軒家を新たに活用できることになった。また、家賃や水道光熱費についても財源のないところで全て法人持ち出しで行ってきた。シェルターに駆け込んで来て、使用料の支払いを全ての方ができるわけではない。令和4年度については、本事業の助成があり、家賃や水道光熱費を賄ってもらえたことはとても助かった。そして、これまで以上に行政や関係機関との連携が図られるようになった。特に霧島警察署、霧島市生活福祉課とのやりとりが多くなったと感じている。その結果、令和4年度のシェルター受入実績は実人数26名、延べ153人、宿泊日数は108泊であった。これが多いのか、少ないのか比較対象がないので正直わからない。年齢層としても20歳代〜70歳代と幅広い。内容はDV、生活困窮、路上生活者、夫婦間トラブル等、様々である。ここに辿り着いてくださった方には「その日の屋根」を提供できたことは大きな成果である。しかし、ここに辿り着かず車中や公園で過ごした方もきっとおられるはずである。実績からみても今後益々、シェルターの必要性は増加する一方であり、当法人としては継続してニーズに応えていきたい。
【事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み】
両親が不在で生活困窮に陥ってる若者、家族からの虐待によって共に暮らし続けることが不可能となり、身寄りはあるけど頼れない若者が増えているように感じる。これらはシェルターとして「その日の屋根」を提供していきたからこそ見えてきた課題である。中高年者については、多少繰り返す状況も見られるがこれまでの経験や周囲との関係性からなんとか自立へ向けて一歩ずつ進んでいけそうである。しかし、このような若者は学校卒業、就労に向けて伴走支援や見守りが必要である。そして、その為には継続して相談支援できる専門職の雇用が不可欠であるが、財源として大きな課題でもある。今後も一つ一つのケースに真摯に誠実に向き合い、何かしらの原因によって生きづらさを抱えておられる方々に対して微力ながら支援を継続していきたい。
【寄付してくれた人へのメッセージ】
皆様のお気持ちと行動力のおかげで私たちは1年間にわたるシェルターの維持管理、新たなシェルター開所を行うことができました。皆様のご協力がなければ新たなシェルターの開所は実現できませんでした。虐待やDVで怖い、苦しい、悲しい思いをされた方々を一旦でも受け止めることができる場所を作ることが出来ました。きっかけをくださった皆様に対する感謝の気持ちを大切にし事業継続を頑張っていきたいと思います。本当に有難うございました。
サツマスタが居住支援法人の指定を受けました
令和5年3月28日付けで一般社団法人サツマスタが鹿児島県より
住宅確保要配慮者居住支援法人 として指定を受けました。
住宅確保要配慮者居住支援法人とは、住宅確保要配慮者(低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子供を養育する者、その他住宅の確保に特に配慮を要する者)の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため、住宅確保要配慮者に対し家賃債務保証の提供、賃貸住宅への入居に係る住宅情報の提供・相談、見守りなどの生活支援等を実施する法人として都道府県が指定するものです。
霧島市版ガイドラインキックオフシンポジウム を開催しました
当日は会場180人以上、オンラインZoomでは3カ所のサテライトを含む100回線での参加を頂きました。
開催の様子はこちらから(動画 外部リンク)
「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 居場所を失った方への緊急活動応援助成」を受けて新規シェルター設置
令和4年10月
DV被害者・虐待被害者・一時的生活困窮者等のための緊急シェルター新規設置、運営費用を赤い羽根共同募金より助成頂きました。
寄付頂いた皆様、ありがとうございます。
※シェルターについては【活動のようす】のページでご覧になれます。
霧島市版ガイドラインキックオフシンポジウム
令和5年2月18日(土)開催
~『身寄り』がなくても安心して暮らせる共生のまち霧島
地域共生の実現を目指して~
霧島市『身寄り』がなくても安心して暮らすためのガイドラインが約2年間の勉強会や検討会を経て完成しました。
「保証人がいないためにアパートが借りられない、入院・入所ができない」このような不安を抱えている方、現実的に今、困っている方は多数おられます。これは、一つの事例に過ぎません。『身寄り』がないことで当たり前の社会生活に多くの制限を強いられ生きづらさを感じておられる方が年々増加しています。今後、このガイドラインが活用されることで『誰もが安心して暮らせる共生のまち霧島』に一歩でも近づけるのか、皆さんと考えます。
【日時】2月18日(土)
13時30分~16時45分
【場所】霧島市国分シビックセンター
多目的ホール
【内容】基調講演、ガイドライン紹介、シンポジウム
【対象】『身寄り』がない方、福祉・介護サービス職員、民生委員等の支援者
【定員】会場100名・Zoomウェブ配信100回線
※1月25日時点でZoomウェブ配信のお申込みは定員に達しまし
た。
※2月15日時点で会場でのお申し込みも定員に達しました。
「赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 居場所を失った方への緊急活動応援助成」を受けて新規シェルター設置
令和4年10月
DV被害者・虐待被害者・一時的生活困窮者等のための緊急シェルター新規設置、運営費用を赤い羽根共同募金より助成頂きました。
寄付頂いた皆様、ありがとうございます。
※シェルターについては【活動のようす】のページでご覧になれます。
第1回霧島市『身寄り」がなくても安心して暮らすためのガイドライン策定委員会
日時:令和4年7月4日(月)午後18時30分~20時
場所:霧島市国分総合福祉センター3階大会議室
「身寄り」がなくても安心して暮らせる共生のまち霧島市創造事業 報告書
2020年10月より行政、霧島市包括支援センター、霧島市社会福祉協議会、霧島市成年後見センター、医療機関、介護サービス事業者、障害福祉事業者、弁護士、司法書士等に参加頂き、「身寄りがなくても安心して暮らせる共生のまち霧島市創造事業」 作業部会を開催してきました。2022年3月末に報告書が完成しました。関係各部署に郵送でお送りしています。
「身寄り」がなくても安心して暮らせる共生のまち霧島市創造事業 報告書 (PDF)
ケアマネ試験対策講座2021
【試験日】令和3年10月10日(日)
【方法】公式LINE
ケアマネ試験対策講座2020
【日時】令和2年
9月11、17、18、21、23、30日18時30分~19時30分
10月1、2、8日18時~19時30分
【試験日】10日、11日
【場所】Zoom
講師 宮之原さおり
ケアプランセンターガーデンAIR 管理者 主任介護支援相談員
旅カレッジ第6弾
【日時】令和元年9月28日(土)~9月30日(月)
【場所】上海
旅行前の準備(学校)
壱限目 運動・中国語
8月29日(金)10時~12時
①体操教室
②中国語教室
弐限目 餃子を作ろう!
9月6日(金)10時~12時
参時限 たびの最終準備
9月19日(木)10時~12時
サツマスタ定期研修会2018
【日時】平成30年11月9日(金)13時30分~16時30分
【場所】サンプラザ天文館2階 E-6
講演①「働き方改革~2019年4月法改正対策」
講師 江原充志 氏
HR Trust代表 特定社会保険労務士
講演②「仕事を自分ごととして考えるチームの作り方」
講師 古川理沙
株式会社無垢 代表取締役
一般社団法人サツマスタ設立記念講演会
「チームの力を活かすメンタルサポート」
~上司の視点が変われば部下も進化する~
講師 打田登 氏
社会医療法人北九州病院総務人事部メンタルサポート室臨床心理士
【日時】平成29年9月26日(火)13時~16時
【場所】鹿児島中央ビル8階